ソルダリング講座
ハンダ付けのことを正確にはソルダリングといいます。
ミニッツを改造される場合には大体ソルダリングが必要となりますが
どのようにやれば良いのか分からない方も多いことでしょう。
一応溶接協会でセミナー受講済(笑)のBokkinenが簡単なノウハウを
ご紹介したいと思います!
(本内容で生じたいかなる問題も責任を負いません。くれぐれも改造は自己責任でお願い致します)


ソルダリングの指導をされている琵琶湖マンさんから注意事項を送って頂きました。

ハンダ付け作業時の一般的な注意事項として
@ハンダ付けの際に出る煙をできるだけ吸わない事。
  ※一般家庭では換気も有効な手段かと・・・。
Aハンダ取り扱い後は、よく手を洗う事。

【上記@Aによる人体への影響=鉛中毒!!】

ハンダの煙には有毒物質が含まれているのは触れられていますが
@Aを怠ると、鉛成分が体内に蓄積され鉛中毒になる危険があります。
鉛成分は、@の吸引する事で、Aに於いては手に付着した鉛成分が
食物等を介して体内に蓄積されます。
一度蓄積されると、男性はリセットされる事は二度とありません。

特に注意を要するのは、妊婦の方です。
妊娠中に体内に蓄積された鉛成分は、全て胎児に栄養成分と共に
伝わり蓄積される結果となります。(※本人はクリーンに!)

以上のソルダリング時の危険について、ラジコンを、そしてMini-zを
楽しむ全国の皆さんに知って頂き、健康なラジコンライフを送って
頂きたいと心から願っています。

Comment by 琵琶湖マンさん



1.ソルダリングに必要なもの
 ■ハンダごて(ミニッツで使用するなら30W以下で充分)
 ■ハンダ(太いものと細いものがあった方が便利)
 ■ピンセット(先が細く使いやすいもの)
 ■ウィッキングワイヤ(銅の網線)
 ■マスキングテープ(ICの固定用)
 ■洗浄用アルコール(無くても可、RC用クリーナーで代用可)
 ■ハンダごて台(濡れたスポンジを用意)
 


2.ソルダリングの基本
 ソルダリングとはハンダ(スズと鉛の合金)を高温で溶かし、金属同士を接合する技術です。
 最近は環境面から鉛の入っていないハンダも登場していますが、溶解温度が高いので
 取扱いが難しいとされています。
 有害物質を含みますので部屋の換気には充分注意しましょう。もちろんヤケドにも!
 
 ハンダごての先は作業中こまめに余分なハンダを濡れたスポンジにこすって除去してください。
 汚れたハンダが付着していると絶対にキレイに仕上がりません。
 
      良い状態              悪い状態


3.リード線のソルダリング方法
 まずは良く行うと思われるリード線と端子のソルダリングです。
 案外簡単に接合するように思えますが、ちゃんと基本通り作業しないと接触不良から
 部品を壊すことにもなります。

 それでは手順をご紹介します。
 (1)予備ハンダ
   リード線と端子に予備ハンダを行います
   予備ハンダとはハンダの濡れ性を良くして表面の酸化を防ぐためにハンダを少量盛ることです
   

 (2)ソルダリング
   ハンダごてで端子を熱しながらリード線を接合部分へ接触させて、数秒でハンダごてを離します。
   よく失敗される方の多くは、ハンダごてを付けたり離したりしていますが、これだと熱が均等に
   伝わらない上に表面が酸化して汚くなります。
   ハンダごては1回当てたら最後まで離してはいけません。
   良いハンダ付けは表面が光っている状態です。
   
 (3)洗浄
   ハンダ付けが終わったら接合部に付いたフラックス(ヤニ)を洗浄します。
   洗浄用アルコールを綿棒に付けて拭くと他の部分(特に樹脂)を侵しません。
   洗浄は必ずしも必要ではありませんがミニッツの場合ホコリが付きやすいのでなるべく洗浄します。
   

4.基板実装品のソルダリング方法
 基板実装品には抵抗器やICなどがあります。
 これらを取り付けることを実装と言います。
 これは慎重に作業しないと基板上にあるパターンと呼ばれる銅の配線や、パッドと呼ばれる部品
 実装用の銅箔部分を剥がしてしまいます。
 特に熱を当てすぎると簡単に剥がれますので作業は素早くチカラを入れずに行うのがコツです。

 それでは手順をご紹介します。
 (1)予備ハンダ
   ICをはずす場合、はずしたいICのフット(リード、足ともいいます)部分にハンダを盛ります。
   ハンダごてで熱を当てすぎないようにまんべんなく盛りましょう。
   

 (2)取り外し
   ハンダごてで片側のハンダを熱し、溶けたらすぐにもう片側のハンダを熱します。
   これを素早く交互に繰り返すとICが浮いてくるはずです。
   ピンセットでICを挟んで取り外します。
   この時にICが軽く取れないようであれば熱し方が足りないので再度熱します。
   無理矢理に引っ張るとパッドを剥がしますので自然にICがずれてくるような感じで作業してください。
   

 (3)余分なハンダの除去
   パッドには余分なハンダが必ず残ります。
   新しいICを取り付ける場合にジャマとなりますので必ず除去します。
   ウィッキングワイヤという銅の網線をハンダ部分に当て、ハンダごてでその上から熱を加えると
   毛細管現象でハンダがウィッキングワイヤに吸い込まれ、除去することができます。
   ウィッキングワイヤに吸い込んだハンダが逆に付かないようにワイヤは何回もニッパーで切り
   新しい部分を使うようにします。
   

 (4)洗浄
   洗浄用アルコールを綿棒に染み込ませて基板を洗浄します。
   余分なフラックスやゴミをキレイに除去しましょう。
   この時には優しくなでるような感じで行ってください。
   

 (5)ソルダリング
   新しく取り付けるICの向きを間違えないようにパッドの上に置き、マスキングテープで固定します。
   マスキングテープはICの幅より細く切りフットと平行になるように黒い部分を基板に貼り付けます。
   ここは慎重に位置を合わせてください。
   コンマ数mmズレているだけでブリッジ(隣のフットにハンダが付いてしまうこと)が発生します。
   位置が合ったらハンダごてに少量のハンダを盛り、ICになるべく触れないように隅のフットを1箇所
   ハンダ付けしてICを固定します。
   ここでズレた場合は何回もやり直しましょう。

   位置が固定できたら1本ずつフットにハンダごてを当ててハンダを盛ります。
   この時ソルダリングをうまくやるコツは
    フットにハンダごての先を当てる→細いハンダをそこに当てて溶かす→ハンダを離す→ハンダごてを離す
   の順番で行うことです。
   
   完成!
   
   画像では横の部品を溶かしている悪い例です(汗)
   周囲の部品はマスキングテープを貼ると保護できます。 


 (6)再び洗浄
   (4)と同様にICの周囲を洗浄してください。


 (7)確認
   ハンダ不良がないかどうか虫メガネでよく観察します。
   テスター等で確認する場合もありますが目視で確認すれば充分でしょう。



この基本ができればなんでもソルダリングできるようになります。
要は慣れですので失敗を恐れずにチャレンジしてみてください!

もちろんミニッツでもなんでもICをユーザーが交換すれば保証対象外になります。
自己責任で作業してください!


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