ミニッツ入門!
ビギナーさんのためのミニッツ入門講座です。
人に聞けないよーな初歩的なことからディープなミニッツの構造まで
分かる範囲で幅広く解説しちゃいます!
内容にはBokkinenの個人的主観と独断と偏見も入っておりますが、
色々な方からお聞きした情報に基づいております。
掲示板にお書き込み頂いた内容も参考にさせて頂きますので
あらかじめご了承くださいね!
(あくまで参考ですのでこの記事によるトラブルは責任を負いかねます)




※下記をクリックするとジャンプします。
初級編
■基本用語
■MR-01とMR-02どっちがいい?
■どのボディが一番よく走る?
■最低限付けた方がいいパーツは?
■セッティング用語
■AWDドリフトセッティング
■トラブル対策
■充電池とは
■充電池選び
中級編
■プロポの変更
■充電器
上級編
■ミニッツFET制御
■速度制御について
■ステアリング制御について
■配線について
■ノイズについて








初級編

■基本用語
用語意味
ミニッツ通常ミニッツレーサーを指す。
F1通常ミニッツF1を指す。
OL、オーバーランド通常ミニッツオーバーランドを指す。
ミニモン通常ミニッツモンスターを指す。
グリップタイヤと路面の摩擦のこと。
カーペットいわゆるパンチカーペット路面のこと。ミニッツはこれが一番適する。
アンダーステアクルマが曲がらずにコーナーを攻めきれない状態。
オーバーステアクルマのリアが滑ってしまう状態。ミニッツの場合には操縦が難しい。
巻き巻くとも言う。リアグリップを失いクルマが突然滑り出すこと。
カツカツ周囲にお構いなしにレースや走行に夢中になる様子。
オフセット便宜上ホイールの装着面からリム内側までの距離。
ハイサイドグリップが良すぎてクルマが横に転倒すること。
食わない路面に対してタイヤのグリップが低いこと。
グリップ剤1/10RC用のタイヤのグリップを上げるケミカル。使用禁止の場合が多い。
デフディファレンシャルギアのこと。左右のタイヤの回転差を消す重要部品。
メンテメンテナンス。クルマを調整したり掃除したりすること。
セット、セッティングクルマが良く走るように調整すること。パーツ追加、変更もこれにあたる。
AS、ASC、オートスケールオートスケールコレクションのこと。ミニッツのスペアボディをこう呼ぶ。
RS、レディセットミニッツのプロポ付きセットのこと。
パンチバッテリーによる加速のこと。
ピニオンの歯数。Teeth(歯)の略。
ハコ通常乗用車タイプのクルマ⇔F1
アーシング配線を太いサイズのものに換えたりして抵抗を減らすこと
フルベアベアリングがフル装備(ミニッツはフロントに2mmを4個、リアに3mmを3個)
バックラッシュピニオンとスパーギアとの噛み合い
 ※皆様からの用語解説お待ちしております!



■MR-01とMR-02どっちがいい?
 MR-01はミニッツレーサーが発売された時のシャーシで一番売れたものだと思います。
 MR-02はバッテリーを低重心に搭載できるようにしたシャーシで、ミッドシップのMM、リアマウントのRM
 があります。

 それぞれの特徴を挙げてみます。
MR-01
MR-015
MR-02
小回りステアリング切れ角が
大きい
MR-01とMR-02の中
ステアリング切れ角が小さい
安定性セッティングによっては
転倒しやすい
MR-01とMR-02の中
重心が低いので転倒しにくい
ボディ種類対応ボディが豊富対応ボディが豊富スーパーカーや一部レーシン
グカー系
加速ギア比が高く若干悪いMR-02と同様ギア比が低くやや良い
ターボアンプ装着新型基板以前なら可能装着不可装着不可
オプションパーツ豊富やや少ないやや少ない
セッティングの容易さ様々なパーツでユーザ
ー好みに
MR-01とMR-02の中
通常のセッティングでは難しい
絶対的パワー普通MR-02と同様電池端子が板バネのため効率良
走らせ易さテクニックを育てるMR-01とMR-02の中
楽に走れる

 MR-01とMR-02は全く別モノです。
 やはり一番良い選択は「欲しいクルマを走らせる」ことでしょうね。
 性能が良くても好きではない実車を買う方はあまりいないことでしょう。
 今後はMR-01からMR-015へ以降していくようです。
 但し、MR-01が楽しかったからこそ派生のMR-02、MR-015が誕生したワケですから
 MR-01が悪いはずがありません。小回りの効くミニッツ本来の楽しさはMR-01が最高でしょう。
 

■どのボディが一番よく走る?
 これも好みになりますが、ワイドボディの方が安定して走らせやすいことは確かです。
 また見た目に車高が低いものは実際に安定して走ります。
 Bokkinenの個人的見解ですが、MR-01ならフェラーリモデナ、コルベットC5-R、NSXあたりが
 安定性が良いと思います。MR-02であればエンツォ・フェラーリでしょうか。
車種オススメ理由
フェラーリモデナ全てにおいてバランスが良い。走らせやすいボディ。
シボレーコルベットC5-R低重心で安定性が良い。フロントタイヤが干渉しやすく改造が必要な場合も
ホンダNSX2004小回りも効き良く曲がる。
R32 GT-Rナローボディとしては抜群の安定感。AWDでのドリフトもやり易い。
トヨタスプリンタートレノAWDであればドリフトがし易い。
エンツォフェラーリミニッツ最大級のボディ。非常に安定感がある。
マクラーレンF1-GTRMR-02MMながら小さいボディで曲がりやすい。
VWビートルコンパクトカーながら幅が広く安定性が良い。
エスティマ転倒しやすいがミッドシップのため意外に安定する。
  
 ただ一つ言えるのはボディは簡単に着せ替え可能ですので飽きたら違うボディに載せ換えて
 みることです。全く同じシャーシでもボディによって性能はガラリと変わります。
 ご自分の好みの走りをする1台を見つけるのも楽しみの一つではないでしょうか?



■最低限付けた方がいいパーツは?
 まずはタイヤを何種類か用意されて換えてみるのが一番です。
 タイヤの数字は低いほどグリップが良くなります。
 カーペット走行の場合、一般的にフロントはハイグリップ30、40、フラットタイヤ30か40あたりで
 リアはハイグリップ20、30、ラジアル20、30、40程度を組み合わせることで悩まずにセッティングができると
 思います。

タイヤ種類効能
ハイグリップスリックでタイヤ面が多少盛り上がっているタイヤ。
グリップが安定している基本的なタイヤ。
MTラジアルラリーカーのようなブロックパターンのタイヤ。シリコンオイル系の添加物が混入していて寒冷期でも強大なグリップを保持する。添加物が路面に染み出すのでこのタイヤの走行後は他のタイヤではグリップしない。このため使用禁止のサーキットも多い。
フラットスリックでタイヤ面が平らなタイヤ。フロントに使用することが多い。
ハイグリップに対して下記のようなグリップ感。
(グリップ高←) HG30>FT30>HG40>FT40 (→グリップ低)
ラジアル溝があるタイヤ。グリップが高くリアに使用することが多いが磨耗しやすく、減ってくるとグリップ感が変化する。
ラリーラジアルと酷似するがグリップが異なる。通常あまり使われない。
スポンジ京商ブランドでも発売されている。フローリング等のホコリの多い平らな路面で使用。
カーペットでもグリップが低い場合には高い効果がある。
オートスケールオートスケールコレクションに付属のタイヤ。何の材質かは不明なことが多い。
クラシックイオタやコブラに使用するヴィジュアル系タイヤ。グリップはセッティングできないことが多い。

 京商さんからTEAMブランドというタイヤもありますが、上記のタイヤではどうしようもなく
 上級者の方のアドバイスがあった場合にのみ使う感じで良いと思います。

 次に取り付けるとすればカーボンリアサスプレートです。
 これはソフト、ミディアム、ハードの3種類が同梱されていますが、ソフトをまず
 使われることをオススメします。
 柔らかいほどリアのロール(傾き)での安定性が増します。
 驚くほど走行性能が変わるパーツの代表的なものと言ってよいでしょう。

 経済的に余裕があればフリクションルダンパーの装着も考えられます。
 高価なパーツですがリアが滑ってグルっと回ってしまってどうしようもない場合等に
 威力を発揮します。

パーツ名オススメ理由
タイヤセッティングの基本。目に見えて減ったら即交換するのが好ましい。
カーボンサスプレートリアの安定性が飛躍的に向上。リアがバタバタ跳ねるような時に使用する。
フリクションダンパーリアの安定性が飛躍的に向上。コーナーで巻いてしまうような時には効果大。
ロールダンパーリアの安定性を向上するがフリクションダンパーで充分。
ピッチングダンパー段差の多い路面に限りリアの安定性を高める。
フロントサススプリングアンダーステアの場合に柔らかいものを使用する。
アルミホイール重量が重いためグリップ向上、ハイサイド防止に効果的。
ボールデフ片輪が浮いてもグリップするため前進力が高まる。調整やメンテが面倒。
ベアリング駆動ロスがなくなり、加速感や燃費向上、モーター負担軽減等。AWDには必須。



■セッティング用語
 よく耳にする言葉ですがそれを調整するとどうなるのでしょうか?
 クルマに詳しい方ならお分かりでしょうがもう一度おさらいしてみましょう。
用語意味メリット/デメリット
トー
(トー角)
シャーシを上から見てステアリングをニュー
トラルにした場合の前輪のハの字具合
トー角が大きい程直進安定性が増す
/トー角が大きい程コーナーリング性能が落ちる
キャンバー
(キャンバー角)
シャーシを前から見た時の前輪のハの字
具合
キャンバー角が大きい程コーナーリング時の
接地性が増す
/キャンバー角が大きい程タイヤの偏磨耗
が起きる
キャスター
(キャスター角)
シャーシを横から見た時のキングピンの角
キャスター角が大きい程ブレーキング時のサスの動作がスムーズになる
※一部の特殊パーツを除きミニッツは調整不可です
ローダウンフロントはナックルアームの下にシムを挟むこと、リアはモーターケースとサスプレートの間にシムを挟むこと重心が低くなりコーナーリング性能が増す、カッコよくなる(笑)
/タイヤとボディの干渉が発生する場合がある



■AWDドリフトセッティング
 Bokkinenが走行しているパンチカーペット路面でのセッティングをご紹介します。
 言うまでもありませんが同じにしたからといっても走行しやすいかどうかは操作される方の好みです。
 あくまで参考までにしてください。
調整箇所セッティング備考
RCユニットFET交換ノーマルで充分
モータX-SPEED Vモータグリップが低い路面ならノーマルで充分
ベアリングフルベア必須
ギア比ピニオン19T、スパー27Tコースによる
タイヤ京商純正ドリフトタイヤ(ナロー)ワイドはコントロール難しい
キャンバー角フロント:4.5、リア:4.5
トー角フロント:0、リア:0リアトーインでコントロール良
サススプリングフロント:ソフト(赤)、リア:ソフト(赤)必須、ノーマル(黒)も良
ホイールTaGuアルミホイールワイドホイールでもナロータイヤを使用
サスリミッタ上側ノーマル(ローダウンなし)
シャーシ不透明タイプクリアが壊れたら交換
ユニバーサルシャフト純正
ボールデフなし調整ができるが特に必要なし
フロントワンウェイなし必要なし
アルミ放熱パーツなし特に必要なし
バッテリー普通のニッケル水素電池ハイパワーバッテリーは特に必要なし
その他駆動部にフッ素コーティング
プロポの設定はハイレスポンス
必須
他の方には扱いにくいとのこと・・・



■トラブル対策
 京商さんの説明書にもありますが、ちょっと分かりづらいのでもう少し実際に走った方のお悩みを元に
 掲示板へお答え頂いた方の情報をまとめてみました!
 もちろんトリムがズレちゃってるとかは皆さんお試しでしょうから省いてます(笑)
 現象はまちまちですが、ほとんどが調整不良です。
 お心当たりの現象じゃなくてもその他の現象を見て全部チェックしてみてください!
現象要因原因
まっすぐ走らないタイヤ左右のタイヤがちゃんと装着されていない。
同じ種類を付けてない。
まっすぐ走らないボディとの干渉タイヤとボディが当たっている。
まっすぐ走らないホイールナットホイールナットの締めすぎ。
まっすぐ走らないリアサスプレート
歪み
サスプレートのネジ緩み。
ガタでモーターケースが斜めに取り付けてある。
サスプレートが不良でよじれている
(置いたときに4輪接地しない)
サスプレートが割れている。
元々成型不良で歪んでいる。
まっすぐ走らないサーボポテンションメーターの不良、寿命。
MR-02の場合、サーボギア部の金属リング未取り付け。
MR-015の場合、サーボアッセンブリのがたつき。
(一番前のスキマにプラメタル等を挟みポテメが浮かないようにする)
サーボ配線のはさみこみ、断線。
コーナーリング中に安定しないタイヤタイヤがホイールからずれている(両面テープ等で固定)
コーナーリング中に安定しないボディとの干渉タイヤとボディが当たっている(ボディに黒い跡がないか)
ボディを手で押しつけてサスをフルボトムにした状態でステアリングを切り、スムーズに曲がらなければNG。
コーナーリング中に安定しないリアサスプレート歪み「まっすぐ走らない」と同様。
F1の場合、Tバーのねじれをチェック。
コーナーリングでまきま
きになる
タイヤ走行させている路面に対してグリップ不足。
逆に路面に対してグリップ強すぎ。
コーナーリングでまきまきになるデフ動作ホイールナットの締めすぎでデフが動作しにくい。
ボールデフの調整がきつい。
デフの寿命(手で回してスムーズじゃなければ交換)
コーナーリングでまきまきになる路面の凹凸ピッチング(飛びはね)によるリアグリップ不足。
ピッチングダンパーを装着する(オイルダンパーもよい)
ロールダンパーを装着する。
パワーが出ないモーターモーターにホコリが侵入した(清掃は困難なので交換)
ブラシの磨耗(リバースやブレーキを多用すると早く消耗する)
モーターと基板端子の接触不良(ネジ緩み)
FET破損。
パワーが出ないベアリングベアリング汚れ、消耗(手で回して静止時にゆっくり回ること)
ノーコンになるアンテナアンテナのリード線が断線。
アンテナ端子のネジ締め付けが緩い。
ノーコンになる部品取付フリクションダンパー等のカーボンパーツとアンテナが接触している。
モータのコンデンサのリードがショートしている。
ノーコンになるケーブル電源やモータのケーブル引き回しを変えてみる。
ノーコンになる外来ノイズACコンセントの近くで走行している。
部屋の中で電波が乱反射している。
プロポのアンテナを少し縮める。
ミニッツのアンテナをピアノ線等で自作して長いものへ変更する。
クリスタルのバンドを変えてみる。
ノーコンになる基板不良京商さんのお客様相談室に連絡しましょう。




■充電池とは
 経済的にも環境的にもまずは充電池を使われるのが良いでしょう。
 アルカリ電池だととてもお金がかかりますし、ゴミとして捨てるのも面倒です。

 充電池にはニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムポリマー電池等がありますが
 現在の主流はニッケル水素電池です。
 それぞれの特徴をあげてみましょう。
電池種類メリットデメリット
ニッケルカドミウム電池内部抵抗が少なくパワーを出しやすいカドミウムが有害で環境に悪い
メモリー効果があり充電が難しい
ニッケル水素電池大量に流通していて入手しやすい内部抵抗がやや大きい
リチウムポリマー電池小型軽量にできる大電流放電に向かない


 ニッケルカドミウム電池(Ni-cd)はニッケル水素電池(Ni-MH)登場までは主流でした。
 しかしカドミウムが有害なため、環境問題となり今は少なくなっていっています。
 ニッケルカドミウム電池は内部抵抗と呼ばれるものが小さいため、パワーが出る傾向にあります。
 リチウムポリマー電池は携帯電話等に使われていますが、一気に放電できない特性のため
 RCには向きません。

 現在のニッケル水素電池は性能もニッケルカドミウム電池にかなり近づいたため、
 これを使わない理由はもう無いと言ってよりでしょう。



■充電池選び
 様々なメーカーからたくさんの種類のニッケル水素電池が発売されており、どれを使うか
 悩むところです。

 ニッケル水素電池は家電メーカーが量販店で販売しているもので充分です。
 エキスパートの方でも普通に家電メーカーのものを使用されています。
 現在発売しているメーカーはPanasonic、TOSHIBA、SANYO、MAXELL、FUJITSU、SONYと
 いったところです。
 ほとんどがデジカメ用として販売されています。

 充電池には電流容量というものがあり、パッケージに必ず数字で表示してあります。
 単4電池では700、750、800、850、900mAhといった種類があるはずです。
 電流容量は1時間にどれだけの電流を放電できるかの数値の目安です(最後のhはHourの略)。
 これは充電にも言えることで電池がどれだけ電気を蓄えられるかという意味にもなっています。

 一般的に数値が大きければたくさんの電気を蓄えられます。
 但し、ここで注意しなければならないのは「電流容量が大きければパワーがあるわけではない」
 ということです。
 パワーは電池の内部抵抗というもので決まりますので、逆に電流容量の大きいものは
 内部抵抗も大きい傾向にあるようで、パワーが出ないものも少なくありません。

 電池の進歩も速いのでどのメーカーのどの電流容量が良いのかは実際に
 使ってみないと分からないのです。

 但し、充電器は電池と同じメーカーのものを必ず使うようにしましょう。
 充電の設定値が合わせてあるので違うメーカーのものを組み合わせると、発熱したり液漏れ
 したりと大変危険です。
 RC用の充電器は電流が設定できるのでこの問題は起こりませんが、
 メーカーの電流容量以上で充電すると壊れる場合もあります。

 RCのパーツメーカーからも様々なミニッツ専用バッテリーが発売されています。
 これらはRC用の専用充電器を使用しないと性能を発揮できません。
 また、極度にチューニングされているので液漏れを起こしやすいものも中にはあります。
 最初は家電用のもので充分でしょう。


 充電池用語
用語説明
マッチド電池にはバラツキがあり充電、放電共に個体差が大きい。
ミニッツでは4本の充電池を使用するので、レースシーンではこれらの特性が近い4本を選び使用することもある。この組み合わせをしたものをマッチドと呼ぶ。
ザップド充電池は瞬時に大電圧をかけると内部で化学変化が起きて内部抵抗が減ったり、容量が上がったりするらしい。電池メーカーでさえ解明されていない技術なので、その効果は未知だが、一般的には良いものとされている。





中級編
■プロポの変更
 だんだん走らせるのが楽しくなってくるとハイエンドプロポが気になります。
 ハイエンドプロポとは1/10RC用でもエキスパートの方が愛用するプロポで、ステアリングや
 スロットルのレスポンスが良いとされています。

 各社から色々なハイエンドプロポが発売されていますが高価なものがハイエンドと言って
 間違いはなさそうです。その他にもミドルクラスというプロポもあります。

メーカー
プロポ名特徴
サンワM8、M11現状で最速のレスポンスを発揮する。液晶が大きく見やすいが、重く長時間使用で疲
れる。価格もこなれてきて購入しやすい。
双葉3PK高レスポンスが人気のハイエンド。メモリー機能が充実。
KOEX-10ヘリオス重量バランスに優れて長時間使用でも疲れない。PCとのリンクも可能。ジョグダイヤルが使いやすい。唯一京商純正のAD-BANDユニットが使用できるため、メリットは高い。
双葉2PLエントリークラスながらメモリー機能が10車種と使いやすい。レスポンスはまぁまぁ。
KOEX-1マーズミニッツ専用タイプも有。さすがに設計の古さは否めないが安価なハイエンド。
KOEX-5エントリークラス。ミニッツに誤動作が多い。AD-BAND対応機種はミニッツ専用。
サンワスーパーエグザススティックハイエンドプロポ。ミニッツ対応の唯一のスティックタイプ。



■充電器
 市販のメーカー充電器でも充分な性能を発揮しますが、バッテリーの状態や周囲温度により
 充電電流を可変するとよりパンチのある走行が可能になります。
 但し、一般的にミニッツで使用するニッケル水素バッテリーの場合には0.9A以下で充電しないと
 壊れることが多いです。

 充電器に関しては選ぶタイミングや予算等で難しいのですが、高価なものほどバッテリーに
 負担をかけず充電容量が多く(走行時間が長い)なる傾向にあります。

 以下はワタシが使用していた(している)充電器です。

メーカー名充電器名特徴
家電デジカメ用ACコンセントに刺すだけで手軽。充電容量は安全のためかやや少なめ。
同メーカーの充電器とバッテリー以外の組み合わせは厳禁。
イーグルレー
シング
ACアクティブチ
ャージャー
安価ながら4セルの1A充電に対応。AC電源のみで動作する。放電機能は無い。
現在別機種に移行。
ヨコモYZ-114A/D充放電機能を持つ普及クラスの充電器。小型軽量でACタイプのためミニッツユーザーに愛用者が多い。
イーグルレーシングCDCチャージャー充電の設定が細かくできるハイエンドモデル。DCタイプなので安定化電源が別途必要。充電中にバッテリーの発熱があまり無いのがよい。
京商ミニッツACチャージャー充電器自体はネクセルのOEM。家電用よりも優れたアルゴリズムで充電する(らしい)。ミニッツパワー800専用だか肝心の電池が液漏れ多発した経緯あり。
パワーズDC2超小型の充電器で持ち運びに便利。別にDC電源が必要。充電電流の設定が0.5A単位なので電池の発熱がやや高いのが難点。
コスモエナジーサイバーギガゼロワン単3または単4の単セル(4本別々)充電、放電が可能。温度検査機能や自動動作の冷却ファン等、安価ながら充実した装備を誇る。

 充電器の用語集
用語意味
充電電流バッテリーの容量に合わせて調整する。充電電流を大きめに設定すれば充電時間が短くなるが、ニ
ッケル水素電池だと表記されている数値(例750mAh等)で充電するのが安全。
トリクル充電急速充電に対して微小電流で充電する方式。バッテリーの負担は少ないが数時間の充電時間が
必要なのであまり一般的ではない。急速充電後、トリクル充電モードになる充電器も多い。
デルタピーク充電完了を検出する1手段。バッテリーは充電すると電圧が比例して増加していくが満充電になると若干電圧降下する。グラフで見ると山の頂上から下がるように見えるのでこの名がある。
放電電流ニッケル水素電池は急な放電にはあまり向かないが、RCカーではそうは言ってられない。
1A〜2A程度で放電すれば傷みは少ないようである。
冷却充電池は充電時に発熱するため過度な発熱はバッテリーを痛める。ファン等で冷却するのが良いとされるが冷やしすぎるとバッテリー内部の活性化がされにくくなる。充電時に触ってみてほのかに暖かい程度にすればよいだろう。
電池ホルダー充電においてかなり重要な要素。電池ホルダーと電池の端子には接触抵抗というロスがあり、これによって充電状態が左右される。マイナス側がコイルのようになっている電池ボックスは抵抗が大きいので、板バネになっているものか端子を密着させるRC専用のものが好ましい。
Cいわゆる1C、2Cといった単位でバッテリーの容量の何倍かと示す充電電流の設定値。通常ニッケル水素電池は1C(バッテリー容量)で行う。



上級編
■ミニッツFET制御
 ミニッツのFET制御の概念をまとめてみます。
 1個のFETチップの中にはそれぞれ逆方向に電流が流れるFETが入っています。
 @とA、BとCの向きのスイッチ(矢印の方向にしか電流が流れません)がそれぞれ1個ずつのICに
 入っています。

   モーター線の赤   モータ線の黒
   ↑@   ↓A    ↑B   ↓C
 電池(+)  (−)    (+)  (−)
 
 ここで@とCのスイッチをオンにします。
 すると電池(+)→モータ赤→モータ黒→電池(−)という方向に電流が流れてモータは正回転しますね。

 AとBのスイッチをオンにします。
 すると電池(+)→モータ黒→モータ赤→電池(−)という方向に電流が流れてモータは逆回転します。

 こうやってミニッツのモーターは回っているワケです。
 止まっている時には全てのスイッチがオフになりますので電流が流れません。

 ブレーキ付きの場合(MR-01シャーシ旧型以外)は全てのスイッチがオンになります。
 つまり電池とモーターがショート状態になってしまいます。
 市販の外付けアンプ(いわゆるブースター)はこのショート状態に対応していないので、ブレーキ付き
 基板にアンプを装着すると壊れます。



■速度制御について
 ミニッツはFETをオン/オフさせて走行していますが、速度はどのように制御しているのでしょうか?
 これにはPWM(パルスワイズモデュレーション:振幅変換)という制御方法を用いてます。
 
 分かりやすく言うとオンとオフの時間を素早く変更しているのです。
 例えば●がオン、○がオフ時間だとします。

 低速域  ●●○○○●●○○○●●○○○・・・
 高速域  ●●●●○●●●●○●●●●○・・・
 
 高速域の方がオンしている時間が長いですね?
 ただこれを短時間で繰り返しているので実際人間の目にはゆっくり回ったり速く回ったりしているように
 見えます。

 もちろん全部●になるのが最高速でこれ以上どうやっても速くはなりません。
 一般的にこのオン/オフ時間の最小単位が細かい程、キメ細やかなレスポンスが得られます。
 MR-02に搭載されているハイレスポンスモードはコレが細かくなっているだけです。



■ステアリング制御について
 ミニッツのステアリングにはアナログサーボ技術が使われています。
 これはポテンションメーター(エンコーダ)という可変抵抗器をモーターの同軸上に配置して、
 モーターの軸が回った位置で停止するような制御です。

 このポテンションメーターの入力をフィードバックと言います。

 ポテンションメーターは可変抵抗器(いわゆるボリューム)で、回すと抵抗値が変わるものでコンポの
 音量調節で馴染みが深いですよね?
 これをモーターの軸に付けてみます。

 モーターは勝手に回るものなのでステアリングを切った方向へ回ろうとします。
 しかし、ポテンションメーターも一緒に回りますので、モーターの速度がだんだん落ちて一定のところで
 止まってしまいます。
 これをミニッツの制御ICがモーターの軸がどこで止まったかを把握して、止める位置を決めています。

 ポテンションメーターは炭素皮膜という樹脂の上にカーボンコーティングした板に接触する金属板が
 付いているだけの簡単なものです。
 当然接触不良になれば位置情報が狂い、ステアリングの止まる位置を決定できなくなって
 ブルブル(チャタリングといいます)が発生するのです。
 クラッシュ等で故障するのは当たり前ですので動きがおかしくなったらすぐに交換しましょう。



■配線について
 ミニッツに限らずRCには必ずリード線(ケーブル)が使われています。
 一般的には安価で入手性の良い銅線が使用されます。
 但し、金属には必ず導体抵抗というものがあり電気用語ではインピーダンスと呼ばれます。
 インピーダンスが大きいと電流が流れにくくなり、結果的にモーターのパワーが出なくなるのは
 皆さんも体感されていることでしょう。
 
 線材の太さはAWG(American Wiring Gauge)で表記されることが多いです。
 AWGは26、24,22,20・・・のように偶数のみで表され、数が小さいほど太い線になります。
 ミニッツのノーマルモーターはAWG#24程度、X-SPEEDモーターはAWG#22程度だと思います。
 #24と#22では約1A程度流せる電流の大きさ(許容量)が違います。



■ノイズについて
 電気回路で最も厄介な敵はノイズです。
 目に見えない上、どこから侵入してどういう影響を及ぼすか全くわかりません。
 ことに電波で走るミニッツにはノイズが致命的になります。

 しかもミニッツはモーターから発生するノイズもあります。
 モーターにはノイズキラーコンデンサというものが付いています。
 これは普通の積層セラミックコンデンサで0.1uF(マイクロファラッド)のものが付いているようです。
 コンデンサは小さな電池のようなもので充放電を繰り返しています。
 高い周波数の信号(瞬間的にパパっと変わるような感じ)には反応が鈍くなるようになっており、
 この信号=ノイズを消去するようになっています。

 逆に言うと素早い変化も鈍っているワケで大きな容量を付ければ良いというものではありません。
 分解能の高いサーボモーターにコンデンサが付いていないのはその辺の理由でしょう。

 アンテナの長さも厳密には設計的に決まっています。
 最適な周波数にマッチするような長さになっています。
 但しミニッツのアンテナは外来ノイズの影響を少なくするため若干短めなようで、50mm程度延長
 した方が感度が向上します。
 基板から出ているリード線の長さはインピーダンスを考慮しているので、ここは太くしたり長くしたり
 しないようにしましょう。

 ノイズに有効な対策としてツイストペア、シールド等があります。
 ツイストペアは簡単に言うと+と−の線をよじることです。
 一見たいしたことのない対策のように見えますがご家庭のPCやDVDプレーヤーを分解すれば
 電源系の線が全てよじってあることに気づくはずです。
 ミニッツでいえば基板と電池の間、モーターのケーブル等はよじっておくことで発生するノイズを
 低減することができます。 

 シールドですが、これはEMI測定器でもない限りカンペキな対策をするのは難しいと思います。
 ノイズの発生源を封じ込めるように金属で被うと今度はその角や端面がアンテナとなりノイズが
 拡散されることもあります。
 但し発生源が明確な場合にはノイズに弱い基板との間に入れるといった対策は有効でしょう。

 








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