Making of Cala!

norioさんから送って頂いたランボルギーニ・カーラ・イタルデザインのメイキングです!




〜こんな方法でボディを改造しました〜

これは、私がランボルギーニ・カーラ・イタルデザインを作製したときの手順です。
あまり参考にならないかと思いますが、一つの例みたいな風に見て貰えれば幸いです。




1・資料と素となるボディ
カーラは、コンセプトカー?なせいか、思ったより画像が見つけられませんでした。
それでも取り敢えず、全体像が掴めそうな画像を検索などで見つけて、早速改造の素になりそうなボディを選ぶこと
にしました。

実車カーラの画像と比べてみると、ミニッツレーサーで市販されているボディの中では、フェラーリ360モデナが、一
番生け贄に相応しそうです。と、言うわけでモデナを買いに走りました。
余談ですが、初めて買ったモデナがいきなり改造用とは…



2・材料と工具

◆今回使用した工具は以下のものです…
・ハサミ
・ニッパー
・カッター
・彫刻刀
・ピンバイス(小型のドリル)
・ラジオペンチ
・紙ヤスリ(180/400/1000/2000番)
 ※紙ヤスリは耐水ペーパーを使いました。

◆材料関連はこんな感じです
・フェラーリ360モデナ
・プラ板(0.5/1.0mm)
・プラ棒(ランナーの切れっ端)
・プラスチック用接着剤
・瞬間接着剤
・エポキシ接着剤
・瞬間接着パテ
・エポキシパテ
・オートスケールの外箱(透明塩ビ板の代わり)
・塗料関連(缶スプレー、ビン入り塗料等)

…とまあ書き連ねましたが、この辺は作業をする方次第で変化しますね。
文明の利器を持っている方はそれを使わない手はないでしょう!
材料も工具も作り手によってベストなものがそれぞれ違いますから、参考までに… 



3・まずは、骨組み

最初に、ウィンドゥパーツやライトパーツなどの付加物を取り外します。(サイドスティは外しませんでしたが)

この後、パテや接着剤の食い付きを良くするという理由で塗装を落とすためにヤスリをかけました。
カーラの時には、紙ヤスリ(180番)で有る程度磨いただけにとどめましたが、実際にはシンナー風呂とかでキレイに
落とすのが良いと思います。

さて、塗装を落としたら、(全然落とさなかったですが)大まかなボディ加工に入ります。
明らかに出っ張っている部分、穴の開いている部分などをニッパー、カッター等でブった切ります。
足りないところは、プラ版などで大まかにカタチをだします(ホント、大まかです)


◆加工箇所はこんな感じです
・ボンネット〜フロントウィンドゥにかけて分割、
 少し上方に曲げて1.0mmプラ板でスキ間を補いました。

・フロント周りはボディスティのぎりぎりまで切り刻み、
 ヘッドライトの基部を0.5mmプラ板でそれとなく成型しました。

・リップスポイラーも1.0mmプラ板で延ばしました。

・側面はくり抜いて裏から0.5mmプラ板で塞いでいます。

・リアバンパー(?)をごっそり切り取り、1.0mmプラ板でフタをしています。

もしモデナをお持ちでしたら比較してみてください、如何に無惨な姿になったか(汗)
もう、ここまで切り刻むと後には引けません。ゴミ箱行きか、完成か。 是非、完成させましょう!




4・プラ板工作

カーラの後ろ側の画像が制作当初はあまり見つけられなかったのですが、どうやら後ろは段差状? と、言うわけで
ココはプラ版による工作で再現しようと思います。
(あとで解ったのですが、ちゃんと後方視界がとれる構造になっていました。 当たり前ですね)


◆リア周辺の工作
まずは、リアウィンドゥに沿って0.5mmプラ版を切り出しました。
この辺は現物あわせです。
切り出したプラ板に垂直方向に同じ幅のプラ板を瞬間接着剤で接着、水平部分を接着、この繰り返しでカタチを作り
ます。また、サイドウィンドゥ部分も現物あわせでプラ板を切りだし、貼り付けています。

接着が乾いたら(といっても瞬間接着剤ですが)ハミ出した部分をカット、
ボディ裏からヨコの隙間をプラ板で埋めます

サイドミラーも1.0mmプラ板3枚重ねで作ってあります。
最終的には、うっすらとパテを盛って整形するのですがこの時点ではプラの塊です。

プラ板工作はひとまず、ここまでです。 



5・パテの盛り付け
直線部分はプラ板工作で作れますが、曲線主体の部分はパテに頼ることになります。
プラ板での加工が紙工作なら、こちらはまさに粘土細工、こねこねします

エポキシパテパテには様々な種類がありますが、
こういったボディのカタチを変えるような改造にはエポキシパテが良いでしょう。
粘土感覚で盛り付けられます。 カーラに使用したエポキシパテは2種類です

◆使用したパテ
・ミリプット・エポキシパテ
・ミリプット・エポキシパテ・グレードS
(2種類類使用しているのは、途中でグレードSを使い切ってしまったためです)

タミヤさんのエポキシパテが手に入りやすいと思いますが、なんとなくこのパテを使っています。
値段こそやや高いですが、タミヤさんのより量が入っているから比較すると同じくらいでしょうか?

ミリプット・エポキシパテはこね合わせるときは柔らかいですが、固まると結構硬く、削るときはカリカリっとした感触、
ミリプット・エポキシパテ・グレードSはこね合わせるときこそ通常版よりは硬いですが、削るときはサクサクしてます。
説明はこの辺にして、早速パテを盛り付けていきましょう。



◆粘土細工の如く
どうも私はこんもりと盛り付けてしまうクセがあるようです…
こんもりと盛り付けてしまい、ホントにできるのかと絶望感を感じます。
まるでジャガーXJ220並みのボリュームになってます。
削る作業が大変になるので必要最低限、盛り付けるようにしましょうね(自分のことか…)

裏面もしっかり盛り付けています。
強度は…問題無い位でしょうが重さはこの時点で80gを突破してます(重!)
パテを盛りつけるところは180番くらいの荒い紙ヤスリで
ケバ立たせておくと食いつきがよくなります。



6・いよいよ整形

紙工作→粘土細工ときて次は木彫り職人です。
ガリガリ削っていきます。木彫り職人の次はとにかくヤスリがけです
カタチが次第に出来ていくのは楽しいですが、作業工程上、特にケガをしやすいかと。
注意して、刃物の持ち方には気をつけて!

◆カッターで切削
いきなり削る前に、マジックか何かでアタリになる線を書いて削っていくと、削りすぎをある程度防げると思います。
左右同じように削るのは大変ですが、この辺はアタリ線を極力左右同じように書いて、それにあわせて削っていきま
す。 多少の違いは、後にヤスリがけで修正出来ます。
削りすぎて再びパテを盛りつけるようになると大変なので、ある程度削ったら、あとはヤスリがけでの修正に以降した
ほうが無難かもしれません。

80gあった重量は50g以下まで軽量化。 30gもムダに使っていたのか… 
とはいえ、コレぐらい削ると少しはカタチになってきました。
ちなみに、このころの画像の一部ではリアスポイラーが付いてますが、これは仮に乗っけてあるだけです。


◆形状修正
カッターで大まかに削ったら次はヤスリでカタチを整えていきます。
私の場合は、180番の紙ヤスリを使用しました。
耐水ペーパーで、水に浸けながら削っていきました。
水をつけて削ると粉が飛び散らないのでいつもこの方法です。

いくらかカタチを修正したら、オートスケールのシャーシなどに載っけて全体の雰囲気を見ます。
ボディだけで見るのとはまた違い、気になる箇所がでてきます。
今回の場合は、ボディ側面、下側の形状が気になったので、0.5mmプラ板を貼ってみました。
最終的には、パテなどを盛ってカタチを整えますが、ここではまだプラ板のままです。



7・リアのダクト作製

リアにちょこんと載っているダクトはプラ板で作りました。
0.5mmプラ板を使用しています。

◆再びプラ板工作
大まかにプラ板を切りだして、仮にボディに載せてみたりして大きさを決めます
大きさが決定したら、同じカタチにもう一枚切り出します。 これは反対側用にします。
次に、上面になる部分を切り出します。丸まっている分、幅を長めに切り出します。また、垂直方向の板も切り出しま
す。これらプラ板は若干大きめに切っておいて、削って大きさを調整できるようにすると良いでしょう。

さて、次は上面になる部分を、ペンチを使ってカーブを描くよう曲げていきます。
そして、ひとまず組み合わせます。 瞬間接着剤を点で付けておけば、カタチが気に入らなくて修正したいときでもバ
ラせます。カタチが問題無さそうなら接着剤を流し込んで完全に接着します。
接着剤が乾いたら、はみ出している部分を切り取り、カッターやヤスリでカタチを整えます。




8・再び形状修正

今回はちょっとした形状の修正に、瞬間接着パテ「アルテコSSP−HG」というのを使用しました。

粉末と硬化液を混ぜて使用します。 隙間埋めや、ちょっと盛り上げたいときには便利です。
なにが便利かっていうと、その名の通り硬化が早い! 15分もあれば削りだせます。
削った感じはカリカリといったところでした。
カーラでは、ボンネット上の細かい穴埋め、ドアミラー、サイドスカートのカタチ出しに使いました。
また、この段階でヘッドライト部分の基部になるパーツをプラ棒(ランナーの切れっ端ですが)を切り出して作りまし
た。ちなみに、ライト部分に接着した後、中心をピンバイスでえぐっています。


パテを盛り付けたら、再びカッター、ヤスリで形状の修正をします。
形状が決まってきたら、一度全体をヤスリで磨きます。
私の場合は、180番→400番と使って磨きました。
ちなみに、ボディ裏側の強度に関係無さそうな部分のパテなどを削ってあります。
これで、50gをきって40gまで落とせました。完成したら、ウィンドウや塗装の分で、45gくらいになるでしょう。



9・サーフェイサー吹き

ここまできたら、一度サーフェイサーを吹きます。
細かいキズや形状のおかしいところなどが見えてきます。
カーラでは、ボディサイドやリア周辺、ボンネット周りを再度削って修正しました。

修正をしたら、もう一度サーフェイサーを吹き、気に入らなければまた修正。
形状が出てきたら、いよいよ塗装です。



10・ボディ全体の塗装

塗装はここでShinさんの塗装テクニックで完璧ですね。
私は技量を持ち合わせていないので、ここでは工程を順に追うだけにしましょう(笑)

1・下地にホワイトをスプレー塗装
2・イエローをスプレー塗装
3・ヘッドライト、リアスポイラー等をブラックに塗る(コレは筆塗りでした)
4・テールランプ部分をまずシルバーで塗装(コレも筆塗りです)
5・テールランプ部分をまずクリアーレッドで塗装(コレまた筆塗りです)

※ちなみに、カーラではクリアースプレーを全体に吹くことはしていません
 吹きっぱなし、というやつです。 だから、油に浸けたような光の反射をしているのです。




11・ウィンドウ、小物の取り付け

ウィンドウ、ライトカバーは全てオートスケールのケースの切り出しです。
現物に合わせて、マジックでアタリ線を書いて切り出しました。
最初は若干大きめに切り出し、少しづつ修正します。
まさに、ハサミは使いようですね。 テールランプなんかは小さくて、
上手く丸く切るのが大変です。 もし、カッターコンパスなんかあれば便利かも知れませんね。
取り付けは、透明のエポキシボンドです。
ウィンドウは取り付けた後に、裏からブラックを塗っています。

お次はマフラーです。
マフラー本体は360モデナから取り外したものを利用しています。
カーラには、マフラー下にアンダースポイラー?が付いているので、プラ板を切り出して再現しました。 マフラーはア
ンダースポイラー側に付いています。アンダースポイラーを塗装したあと、ボディに接着します




12・シャーシにボディを載せて、出来上がり!

リアにアンダースポイラーが付いているせいか、ローマウントではボディが載りません。
ハイマウントにしようものなら、ますます載りません。(悲)
と、言うわけで、ミッドシップ仕様です。 1.0mmプラ板で、ミッドシッププレートを作っています。
シャーシの準備が出来たら、ボディを載せて、完成です!


なんとかカタチになりました。
こういった改造は、まずは、手を動かすことでしょうか。 やって見ると以外とできるものですよ!



終わり




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