こんにちわヤルキ・マモーリです。このコラムを担当します。 改造といえば一般にOPパーツを着けることを想像しますが、それでは人と同じ効果しか得られません。個性がありま せんね。 自称プライベーターを名乗る私はOPパーツを着けずに(単にケチという輩もいるが)並み居る強豪達に立ち向かうた め、人々に貧乏でも勝てる可能性を示すためにお金のかからない勝てる改造をそっとお教えしましょう。 (どノーマルもしくは最低限の改造でフルOPに勝つって気持ちいいですぜ、へへへ) ここでの改造は一言でいうなら軽量化! 参戦メンバーがOPパーツをバシバシつけて速く、重くなっている時代に全く違うベクトルで速さを求めていこうという試 み。(全く、あまのじゃくなプライベーターです。巷では金持ちプライベーターという風評が・・・) 無駄な肉を削り落とし、勝てる体力だけを残した必要最低限の肉体に改造する。まるでボクサーのようなバディをつく るのです。決してプロテインをたんまり飲んで作り上げたムキムキのボディビルダーではありません。 まず下の表をご覧下さいませ。
ノーマル状態の各部重量です。各部重量の総和と総重量で差が出ていますが見えない数字が累積していると考え てください。 これだけのものを測定。で、これらのパーツの贅肉をリューターで削って体脂肪を減らすダイエット作戦を行います。 用意するものはリューターだけ。ヤスリやサンドペーパー、カッター等を用意すると仕上げやカットで役に立ちます。 リューターはピンからキリまでありますが、私の場合はドンキ・ホーテで1400円くらいで買いました。電池4本のタイ プでも充分です。 まずはイチバン大物のシャーシ。 コレは体脂肪がたっぷりついています。 こんなカンジにシェイプアップしてみました。(初期型シャーシなので白プラ板が貼ってあります(笑)) ![]() ![]() シェイプアップポイントは ・サーボ下、左右 ・バッテリー前後 ・上部バッテリー部 ・TバーSサイズ取付部 ・Fマウントの中、前縁 ・Fバルクネジ部角 前方向からの写真では床がほとんど見えてます。サーボケースの取付ネジが前後にあるため、サーボケースが補強 になるので思い切って削りました。サーボケース横(バッテリー部と三角部分)も大きく開けてあります。 バッテリー部は大きく開けようかと思いましたが屋上で走らせているため、ホコリの進入による基板の故障を考慮し てサーボが当たる面以外は開けないことにしました。 バッテリー前後は金属プレートが脱落しない程度に穴開けor薄肉化。前側はバッテリーの間に空気が入り冷却する こと狙って左右のマウントのようなスリット(もっと大きくえぐってますが)状に削り。 バッテリー上部はバッテリーのホールド感を損なわないよう削り飛ばすことはせず、真ん中付近を薄肉化。下側も削 ればさらに軽くなるでしょう。 ボッキネンさんは穴を3つ程開けているようですネ。 TバーのSサイズ取付部(写真では見えませんが)、現状Sサイズのマウント車が無いため不要と判断削り飛ばす。 Fマウント周りは下の写真を見てもらった方が分かりやすいと思います。 左が穴開け後、右がノーマル。フロント前縁センターが大きく削られ、その下に小さな穴が一つ。左右のバルクヘッドの止め穴角も丸めて細かく、細 かく軽量化してます。 大体コレくらいの削り込みで約1.4g軽量化して13.3gになりました。(微々たるモン?) 2001/11/28 ここからはシャーシ以外のパーツについて解説します。 シャーシ以外の主要なパーツとして前回6点アップしましたが、その中でほとんど手を着けていないフロントバルクヘ ッド、端子ホルダーを除いて、まずトップカバーからお話しします。 トップカバーはノーマル状態で基板をホコリから保護するという機能があります。フルOPにするとリアダンパー、ロー ルダンパー、パワーブースターの取付などがトップカバーに追加されます。基板の保護という観点から穴は極力開け ない方が良いコトになります。 オラ、ノーマルでしか使いません!と断言するなら徹底的に穴を開け、上からシールでも貼ればOKですが、追々OP を付けるかも知れない、2台目は無いって方にはこのような英断は難しいでしょう。てなわけでOPを付けるかもしれな いバージョンでお話しします。 単純に言いまして軽量化は材料を変更しない限り薄くするか、穴を空けるかしかないと思います。トップカバーは基板 の保護と後ろ側にOPパーツの取付があり、後ろ側はある程度の強度が重要であるため前半分のみに的を絞りまし た。そこで目を付けたのが「PERFEX」と書いてあるシール。この部分をごっそり穴空けしました。 シールは4辺を数ミリでトップカバーに貼付しています。 では次にバッテリーホルダー。これは上の写真の右側の部品です。写真のように真ん中部分を汚く(笑)抜いていま す。外観上真ん中部分に段差がついてヘコんでいますが裏側、バッテリー側からだとヘコミ部分にバッテリーが当た っているので、当たり部分を避けて抜いています。 たぶんヘコミ部分を全部抜いても問題ないでしょうけど初めてでしたので少な目にしています。後先考えない方、パ ーツに余裕のある方は是非試してください。(結果は是非掲示板にアップしてくださいネ) 3番目がモーターホルダー。下の写真の右がノーマル、左が改造後です。ほとんど無改造状態でダンパーマウントの 反対側、下側に3mm穴を一つ空けているくらいです。測定結果では単体で0.1gも変わっていません(^^;) 左が改造後 右がノーマル最後にモーターマウント。ここでの改造ポイントは冷却です。屋上サーキットでXSPEED・9Tで走行させているとモー ターが熱い、熱い!何分か走らせると屋上に出ている事務所の送風ダクトで冷却するのが屋上サーキットの風物 詩。(このへんのことはMRCレースリザルトにも出ています) まず下の写真をご覧下さい。 ![]() ![]() 下側に大きく穴を空けています。写真ではわかりにくいですが空けた穴からモーター開口部(モーターホルダー側)に 向けて薄く溝を彫っています。空けた穴から風がモーターにあたるだけでなく、モーター缶に沿って風が流れる(かど うかは不明ですが)ように工夫しました。 どの写真でもホントわかりにくいですが、上側にも2ヶ所穴を空け、同じように内側に溝を彫っています。 ![]() 正面にも大きく穴を空けました。6T以外のピニオンではスペーサを入れるため風があたらないかもしれませんがスペ ーサにも穴を空ければモーターにあたるようになります。 以上が実際にシャーシ部で行った軽量化改造です。 これらの軽量化でどれだけ軽くなったかというと
2.4g!軽量化されました!!(大したことない?) フルノーマルシャーシ(ボディなし)でNi−MH電池、クリスタル装備でほぼ140gなので1.7%の軽量化ですね。実 際はボディが乗るので1%強ぐらいになるでしょう。 これらの改造は実際に屋外サーキットに投入し大きな成果を出したと思っています。具体的にはコーナー入口でブレ ーキが良く効き、そのせいか他車とは違うライン、よりインに突っ込めます。立ち上がりも軽快です。(セッティングしだ いで出来るとゆー意見もあり) ただし、軽量化ゆえに風にあおられやすくなるデメリットもあります。屋外で全開走行中、強風にあおられパイロンに 激突したことがあります。(;_;) しかし、この辺はボディでなんとかなるかな?と思っています。 普通のミニッツ用のサーキットではここまでヤル必要は全くないでしょうけど、X-SPEEDモーター&9Tの組み合わせ でスロットル握りっぱなしのレースをやるならこの方法もいかほどですが効果が現れると思います。 まあ、かなり胡散臭い話しではありますが・・・ 2001/12/26 今回はボディについて色々。 スロットル全開のレースになるなら軽いボディが少なからず有利になるでしょう。 しかし、DTMベンツやダッヂバイパーなどレースカーボディはスケールダウンの際にモディファイしてあるとはいえ元 が空力を追求してあるので悪くはないはずです。 でもさすがに空気抵抗までは測れないので分かる範囲でボディを比較していきます。 最初に上げたボディの軽さですがコレは車種によって結構違いが出てきます。 「ディーラー」のボディ重量測定結果より大体33〜35gですがZ8だけが30gを切っていました。 屋根が小さいからでしょうか。 個人的には全体に小さいアウディTTや同じく屋根の小さいS2000なども気になるところです。 (そのうち全車種の重量を量ってみたいですね) 軽量化の話題ですからイチバン軽いZ8をチョイスし、ドコまでやったか紹介します。 まず外観上の装飾品、ミラー、Fグリル、ヘッドライト等を外します。ヘッドライトのシールドは中身を外した後、再度付 けておきます。その方が抵抗が少ないでしょう。 ![]() 次にウィンドウを外してボディとラップする部分(オモテに出ない部分)、天井裏、ピラー部、ボンネット・トランク接着部 などを削り、セメダインXでわずかにラップするピラー部に接着します。 ついでにボディ裏側の肉厚の厚そうなところ、強度があまり要らないところをリューターでガンガン削ります。ボディを 太陽にかざしてみれば厚いトコ、薄いトコが分かりやすいです。 下の写真では天井、ボンネット、トランク、フェンダーなど全体的に薄くしています。フェンダーは割と厚めに出来てい ますし、ボンネット、トランク、天井は薄くしてもクラッシュで壊れることはホトンドありません。 ![]() 後面ナンバープレート付近のヘコミ部はリューターで全部穴空けします。 形状的にボディ最後端で内部の空気が溜まりそうなカンジなので穴空けすることによりモーターの熱やボディ内の空 気がよく抜けるのではないかと思います。内部から見てヘコミ部の出っ張りをすべて削り取らないと抜けが悪いか な?と思います。表からだけ見ずに内側からも見て加工してください。 ![]() ちょっと適当な写真がなかったので説明しにくいですが、先のフロントグリルを外した部分は凹んでいるため空力的に 悪そうなカンジがします。そこでグリルのライト部あたりにφ3程の穴を空け、グリルヘコミ部に滞留しそうな空気を内 部に逃す方法を取りました。(元々は軽量化せずにライト部にLEDを入れようと思って空けた穴でしたが意外とナイス なカンジになったと思います。)そのような経緯もあって後ろ側にエア抜きの穴も空けようと思い至りました。 これらの加工でノーマル28.8gに対し、25.7gと3.1g軽量になりました。 GT−Rのノーマルより27%も軽い計算になります。(ベンツだともっとかな?) シャーシが総重量26.7gを軽量化して2.4gだったので、それ以上の軽量化が出来ました。 両方やれば5.5gなのでフルベアリングなどのパーツをつけてもノーマルと同じくらいの重量になるはずでしょう。 軽くなると言うことはランタイムの向上やブレーキの効き、立ち上がりの速さなど色々なところで効果が出るはずで す。シャーシ編の時に「軽くて風に煽られた」と書きましたが、たぶん大多数はインドアでの走行でしょう。風による影 響はあまり心配しなくていいと思います。 ミニッツはたぶんにイコール条件でのレースになるでしょうから軽量化は必ず他の人よりアドバンテージになるはずで す。 でもやっぱり好きなボディで走らせたい!って意見もイッパイあるでしょう。そーいう人たちも好きなボディでやってみ てもらえればいいと思います。勝つためのボディ選びってつまんないですモンね。(Z8は安く売ってたんです〜。人気 ないから?) ちなみZ8ってアゴが高いせいか乗り上げ易いんですよ。ジョイプラのサーキットでも結構乗り上げて周回するが難し かったぁ〜。ジョイプラのZ8はFグリル下にスポンジ貼って乗り上げ防止してました(笑)。 バイパーと正面からぶつかった時はすくい投げられました(爆)。ロボットコンテストなら負けです。 結構サーキットには向いてないみたいです。 最後にシャレでこんなのも作ってみました。 ドン!いえね、Z8ってソフトトップ被った状態ってカッコ悪いでしょう。ですからカッターで切ってしまいました。 横からのシルエットは「ああ〜、これがZ8だ!」って思うくらいカッコイイですよ。真っ白い部分はプラ板の0.3mmで 幌をイメージしてみました。(手ぇ抜いて黒く塗ってません。廃車を改造したので実験したまでです) 走行させていませんが、走行するはずです。(? 根拠なし) ちなみに重量は21.5gと驚異的な重量です。 でもひっくり返るとフロントウィンドウが・・・・
|